こんにちは。
イメージコンサルタント・片瀬慶子です。
今日は前回の続き、ジャケットを買うとき、試着するとき、どこを見るのか?です。
30代になると役職が上がり、スーツやジャケットを着る機会が増える人も多いはず。
そんなときにぴったりフィットしたものを着てると、ますます周りの人からおしゃれと思われますよ!
ジャケット選びで一番重要なのは、肩です。
ジャケットの肩は出来上がると直せないので、ぴったりフィットしてないと、他全体がグダグダになってしまうんです。
それくらい重要なのが、肩のフィット感です。
では試着して、どういうものがフィットしているジャケットなのか、というと。
ジャケットの肩山と、自分の肩のトップの位置がちょうど合っているのがフィットしている証拠です。
目安は、ジャケットの肩をつまんで1cm程度のゆとりがあること。
そして重要なのが肩の傾斜角度。
肩の傾斜角度は、ブランドやメーカーによって違ってきます。
例えば、肩の傾斜角度が鋭くきついものだと首元が浮いてきます。
反対に、肩の傾斜が緩すぎるものは肩先が余ってしまい、その余り分がだぶつく、ということになります。
肩がぴったり合っていると重さが背中の中心にのり、軽くて動きやすくなるのです。
この、着心地の良さをお買い物同行では確かめてもらってます。
こういうのは感覚で覚えるのが一番なので。
ご自分がいかり肩かなで肩か くらいは知っておくと、肩の傾斜を見るだけで、試着するかしないかを判断できるようになりますよ。
そうすると、試着するかどうかの手間が省けて余裕ができますよね。
肩の次は身幅です。
トップスのサイズは、すべてバストサイズで決まってきます。
なのでバストサイズが大きければ、体全体が細くても、サイズ自体は大きくなるのです。
ではそれがどういう状態だとサイズが合っていないのか、ということですが。
服を着たときに正面を見て、バストから脇へ向かって横じわが入っていると、サイズが合っていない、という証拠。
洋服では、わざと横に入れたタックやギャザーなどのデザインでない限り、横じわは全てサイズが合っていないということを表しているのです。
この状態だとボタンが無理なく留まり、余計なシワが出ていなくてキレイに着ることができるんです。
そして次は脇線です。
脇線は基本的に、垂直に下に落ちるもの。
そしてこれはジャケットに限らず、ブラウスやコート、シャツ、ワンピース、全てに言えることです。
もし脇線が身体の後ろ側に向かって落ちていたら、背中の肩甲骨付近のゆとりが足りない、ということが考えられます。
そして脇線が垂直に下に落ちないで脇から下に向かって体の前側に傾いていたら、前身頃がバストに引っ張られて足りなくなっている、ということになります。
必ず試着して、鏡の前で横を向いて、脇線がまっすぐ下りているかどうか、確認するのが必要です。
確認したときに脇線が傾いている場合、必ず前の裾か後ろの裾が跳ね上がっています。
横を向いて脇線を確認したとき、前が上がる場合は前の丈寸法が、後ろが上がる場合は後ろの丈寸法が足りない、ということになります。
試着したときのポイントは、まだもう少しあります。
次で終わりにしますね。
今回もお読みいただき、ありがとうございました。